『UE4 エディタ入門』シリーズ 第 2 巻 『ビューポート内のナビゲーション』

チュートリアルの内容紹介 
ビューポート内でマウスを使ってカメラ (視点) を操作する方法について学びます。内容は見ていただければ分かるので、今回は補足してみました。

チュートリアル動画 

[1] 標準的なナビゲーション v.s. Maya 風ナビゲーション~カメラの回転

チュートリアルでは、標準的なナビゲーションと Maya 風ナビゲーションの方法について解説されています。たとえば、

標準的なナビゲーションでは、カメラを上下左右に回転させるためには、
   右マウスボタン+マウスドラッグ
を使います。一方、Maya 風ナビゲーションで「カメラを回転させる (tumble the camera) 」には、
   Alt キー+左マウスボタン+マウスドラッグ
すると説明されています。

これはもう少し正確に言うと、「カメラを回転させる」のではなく、「ビューポートの中のオブジェクトを回転させる」ということになると思います。実験で確かめてみます。

実験 フロアを裏返しにできるか
Maya 風ナビゲーション (Alt キー+左マウスボタン+マウスドラッグ) では、次のように簡単にフロアをひっくり返すことができます。

exp1-2-1
↓(Alt キー+左マウスボタン+マウスドラッグすると)
exp1-2-2

一方、標準的なナビゲーション (右マウスボタン+マウスドラッグ) では、カメラが空に向かって回転するので、フロアはひっくり返ることはなく、太陽が見えます。
exp1-2-3

このように、Maya 風ナビゲーションでは、カメラを回転させるというよりも、オブジェクトを回転させていると考えたほうがいいようです。(とは言っても、相対的に考えると、A が動き B が静止しているということは、A が静止して B が動くということと 同じなので、言葉よりもどのような動作になるのかを押さえておきたいところです。)

[2] 標準的なナビゲーション v.s. Maya 風ナビゲーション~ズームイン/アウト

ズームイン/アウトは、標準的なナビゲーションならば、左マウスボタン+ドラッグですが、Maya 風ナビゲーションならば、Alt+右マウスボタン+ドラッグです。

ほぼ同じ動作なのですが、Maya 風ナビゲーションの方は「ドーリー」(軌道上を台車が走り、その上にカメラを設置して撮影する方式) という言葉で説明されているように、ズームイン/アウトで横ブレしません。

他にも、マウスホイールを回転させるとドーリーできますが、こちらは動く距離が先の 2 つに比べると短いです。









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