UE4 エディタ⑥ オブジェクトを動かす

ビデオの内容紹介 レベル内で物を動かす方法について学びます。直線的に動かしたり、平面的に動かしたり、立体的に動かすやり方が分かります。「詳細」パネルの使い方も紹介されています。一部物を回転させる方法も入っていますが、それは次回で詳しく学びます。

原題 UE4 Editor – 6 – Moving Objects

オブジェクトをクローズアップする方法 (0:20)
スロー (たとえば、コンテンツ ブラウザからSM_Chairをビューポートにドラッグアンドドロップしてから) そのオブジェクトを選択(左クリック) → Fキーを押す

カメラをオブジェクトの周囲で回転させる方法 (0:23)
スロー オブジェクトを選択(クリック) → Altキー+左マウスボタンを押しながらドラッグ

メモ ①Altキーを押さないで左(右)マウスボタンを押しながらドラッグすると、カメラ(自分)が中心となって回ります。違いがよく分からない場合は、オブジェクトにクローズアップさせてから(Fキーを押してから)、両方の回転を比較してみれば分かります。
②「オブジェクトを中心とする円周上でカメラを回転させる」ということは、相対的には「オブジェクトをその場で回転させる」ことと同じです。これは天体が動いているのか、地球が動いているのかと似たような議論です。
③ここで言う「回転」とはあくまでも、カメラとオブジェクトとの関係であって、オブジェクトどうしの関係で回転させることではありません。つまり、ビューを回転させているにすぎません。

移動ツールを使えるようにする方法 (0:27)
スロー ビューポート内でWキーを押す
または
スロー ビューポート内右上アイコン群左から1番目をクリック

メモ たいていはデフォルトの状態で移動ツールが使えるようになっています。

オブジェクトを移動(平行移動)する方法 (0:50)
スロー (ビューポート内右上アイコン群左から1番目が選択されている状態を確認してから)赤、緑、青の任意の矢印をマウスオーバーすると黄色く表示される → そのままつかんでドラッグ

メモ ①方向が分からない場合は、ビューポート左下に小さい座標軸(矢印)があるので、それを目安にできます。
②色と方向は常に一致しています。つまり赤は必ずX軸方向であり、緑はY、青はZです。この対応関係を憶えておくと便利です。
③「平行移動」としたのは、回転させずにそのまま直線的に移動させるからです。

平面上でオブジェクトを動かす方法 (1:44)
スロー 任意の2つの矢印の間をマウスオーバーするとその2つの矢印が黄色く表示される → そのままつかんでドラッグ

メモ 2つの矢印が含まれる平面上でそのオブジェクトを動かすことになります。

空中にあるオブジェクトをフロアに降ろす方法 (1:58)
スロー そのオブジェクトが選択されている状態でキーボードのEndキーを押す

フロアの上でオブジェクトを動かす方法 (2:12)
スロー XY軸(矢印)を同時に黄色にしてドラッグ(XY平面でドラッグ)

メモ これは先の「平面上でオブジェクトを動かす方法」の単なる応用です。

オブジェクトを回転させる方法 (2:40)
スロー ビューポート内右上アイコン群左から2番目をクリック(またはキーボードのEを押す) → 任意の色の円弧をマウスオーバーすると黄色く表示される → そのまま前後(または左右)にマウスをドラッグ

座標系を変更する方法 (3:20)
スロー (前準備として、たとえば)イスを任意に回転させておく → ビューポート内右上アイコン群左から1番目をクリックして平行移動に戻しておく → ビューポート内右上アイコン群左から4番目(デフォルトの状態では地球のアイコン)をクリック

メモ デフォルトとではワールド座標系になっているため、ローカル座標系に切り替えてみます。ビデオでは分かりやすくするために、一旦オブジェクトを回転させてから、座標系を変えています。座標系が切り替えて

メモ ワールド座標系とローカル座標系を切り替えます。

キーワード 座標系(coordinate system): 任意の点の位置を決めることができる仕組みのことです。見た目は、3Dの場合なら、3つの矢印が互いに直角に交差しています。
ワールド座標系(world coordinate system): グローバル座標系とも呼ばれます。ゲーム世界全体を1つの座標系として見て、オブジェクトの位置を指定できます。
ローカル座標系(local coordinate system):オブジェクトの中心を原点とする座標系です。オブジェクト座標系とも言います。いちいちワールド(他のオブジェクト)との位置関係を考慮しないため計算が楽な座標系。ただし、最終的にはローカル座標系に変換されなければなりません。

回転したオブジェクトを簡単に元に戻す方法 (4:01)
スロー 「詳細」パネル/Transform/回転の値を0にする

座標軸を使わないでオブジェクトを移動させる方法 (4:20)
スロー 「詳細」パネル/Transform/位置の値を変える

メモ この値はUnreal unit(アンリアル単位)と呼ばれていて、デフォルトでは、Unreal Engine 4 から1 Unreal unit=1cm となりました。

オブジェクトを移動させる単位を変更する方法 (5:19)
スロー (ビューポート内右上アイコン群左から5番目が有効になっている=オレンジ色になっている状態で)ビューポート内右上アイコン群左から6番目の値を変更する

メモ レベルにはグリッド線(格子)が引かれていますが、ビューポート内右上アイコン群左から5番目が有効になっている場合、オブジェクトはこれに合わせて移動することになります。たとえば、値を50にすると、グリッド線の幅が広がり、オブジェクトも50単位(50cm)ずつ動きます。これは、オブジェクトとグリッド線の一致する様子を見ると分かりますが、「詳細」パネルを見ても分かります。50単位ずつパネル内の値も増えていく(あるいは減っていく)はずです。さらに、ビューポート内右上アイコン群左から6番目の値を100に変更するとグリッド線はさらに間隔が開き、オブジェクトが移動する単位も増えます。

オブジェクトの微細な位置調整をする方法 (5:59)
スロー ビューポート内右上アイコン群左から5番目を無効にする

メモ ①これによって、グリッド線に合わせてオブジェクトが移動することがなくなり、「詳細」パネルでも小数点以下の値の変化が見て取れます。
②ビューポート内右上アイコン群左から5番目が無効になっている状態でビューポート内右上アイコン群左から6番目の値を変えてもグリッド線の間隔が変わるだけで、オブジェクトの移動幅自体に影響はありません。

オブジェクトを立体内で自由に動かす方法 (6:25)
スロー 3軸が交わっている白い部分をつかんでドラッグ

メモ これによってどの方向にもオブジェクトを動かすことができます。

この巻はこれでお終いです。お疲れ様でした!



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする