レベルを作る④ ジオメトリにマテリアルを付ける

ビデオの内容紹介 
前回までで骨格的なものができたので、今回は内装作業に入ります。壁とフロアにマテリアルを適用してリアルな見栄えにしていくのです。テクニックとしては、ひと続きの壁のサーフェスを一気に選択する方法や、マテリアルのギャップをなくしてシームレスにする方法を学びます。

原題 Creating a Level – 4 – Applying Materials to Geometry

メモ Zak 先生も人間ですので、やり直しや言い直しをすることがあります。そのような時は、分かりやすくなるように、なるべく正しいものをメインに取り上げて、ミスの部分は必要に応じてメモなどで補足していきます。

部屋の壁を白くする (0:08)
マテリアルを適用する方法 (0:21)
スロー ビューポート内で壁の 1 つを選択 (左クリック) → Content Browser / Game フォルダ/ Materials フォルダ / M_Basic_Wall を選択済みの壁にドラッグアンドドロップ

キーワード マテリアル (Material): 物の質感 (ザラザラとかツヤツヤとか) をリアルに表現するために物に適用する(貼り付ける)ものです。Content Browser で Materials というフォルダをクリックすると、色々なマテリアルがアイコン的に表示されます。

隣接する壁のサーフェスをすべて選択する方法 (0:47)
スロー 任意の壁を 1 つ選択 → Details タブ / Geometry / Select / Select All Adjacent Wall Surfaces (すべての隣接する壁のサーフェスを選択する) → 先ほどの M_Basic_Wall を選択済みの壁にドラッグアンドドロップ。

メモ Select All Coplanar Surfaces (同一平面上のサーフェスをすべて選択する)

キーワード サーフェス (surface): 表面のことです。ここでサーフェスという語がしきりに出てくるのは、マテリアルが物の表面担当だからです。なお、face は「フェイス」ですが、surface の英語発音は「サーファス」に近いです。

レンガ模様を壁に適用する (1:12)
マテリアルを検索する方法 (1:22)
スロー Content Browser / Materials フォルダ / Search Materials の欄に brick と入力 → M_Brick_Clay_Old を選択して壁にドラッグアンドドロップ

メモ Zak 先生は、レンガが赤なので最初は red と入力したけど、M_Concrete_Poured しか表示されなくて、検索ワードを brick (れんが) にして検索をやり直しています。

フロアの半分を大理石 にする (1:51)
スロー Content Browser / Materials フォルダ / Search Materials の欄に marble と入力 → M_Rock_Marble_Polished を床にドラッグアンドドロップ

メモ 床が大理石になったため、光を反射しているのが分かりますね。

フロアの半分を木にする (2:07)
Content Browser / Materials フォルダ / Search Materials の欄に wood と入力 → M_Wood_Foor_Walnut_Polished を選択

メモ M_Wood_Foor_Walnut_Polished は一番最初にあるはずです。ウィンドウの大きさによっては文字が完全に見えないかもしれません。

マテリアルをシームレスにする方法 (2:23)
スロー 木のフロアを 2 つとも選択 → Details タブ / Geometry / Alignment (整列) / Align Surface Planar (サーフェスをそろえて平面にする)

メモ ここでは、マテリアルの模様に注目してください。ジオメトリの高さなどの位置調整ではなくて、マテリアルの整合性を調整しています。つまり、模様がひと続きになるようにしています。それから、複数選択のやり方は、Ctrl を押しながら左クリックでした。 2 つ選択されていれば、その 2 つに色がつきます。よく分からない機能や操作が難しい機能は、File → Save as… (別名で保存) で実験用レベルを作って、思いっきりいろいろやってみるのがお勧めです。なお、念のために、レベルファイルの場所も覚えておくべきでしょう。

Level ファイルにアクセスする方法
スロー (デフォルトでは) マイドキュメント → Unreal Projects → (プロジェクト名フォルダ) → Content → Maps フォルダを開く

サーフェスを回転させる方法 (2:40)
スロー ジオメトリを選択 → Details / Surface Properties / Rotate → 45 を選択

メモ ジオメトリの位置を回転させているのではなくて、ここでもマテリアルの模様を回転させています。

でっぱりの壁を青くする (2:49)
スロー Content Browser / Search Materials 欄の × ボタン → 最上部の M_Basic_Floor をドラッグアンドドロップ

メモ フロア用マテリアルだけど、いいみたいです。

天井や外側を塗装していく (3:09)
スロー Content Browser / Search Materials 欄のすぐ下 → M_Basic_Wall をドラッグアンドドロップ

アプローチに大理石を敷く (3:36)
スロー Content Browser / Materials フォルダ / Search Materials の欄に marble と再度入力 → M_Rock_Marble_Polished をアプローチ部にドラッグアンドドロップ

メモ 空の雲が大理石に写り込んでいて感激です。

アプローチと内部のフロアのギャップをなくす (3:42)
スロー アプローチと内部のフロアを同時選択 (Ctrl ボタン押しながら) → Details タブ / Geometry / Alignment (整列) / Align Surface Planar (サーフェスをそろえて平面にする)

以上です。お疲れ様でした!

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