第4回 ブループリントへのアプローチ

さて前回までの話では、動画チュートリアルをこなすのが、最善の学習ということになっていますが、それを支える学習も重要です。それは ブループリント (コードを書かなくてもビジュアル的に機能を組み立てることができる UE4 独自の言語) のごく基本的な文法を一通り学ぶということです。

たとえば、プログラミングに触れたことがない方にとっては、 変数や関数、配列、ループ、条件分岐、構造体、列挙型、参照、クラスとインスタンス、イベントなどは、動画チュートリアルにいきなり出てきても、すぐには理解できないはずです。動画チュートリアルを見て理解できる程度の必要最低限のブループリントの知識をここで仕入れてください。

そもそもブループリントは、UE4 の中できわめて重要な機能です。コードなしでさまざまな動作を楽しく組み立てることができ、ブループリントだけで作られたゲームも多数公開されています。UE4 に初めて取り組む方は、まずブループリントの基礎知識を学ぶことによって、動画チュートリアルの理解も早まります。

ブループリントの基本は公式のサイトにも用意されています。

まず、ブループリントの概要を知るには、ブループリント入門があります。

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ただし、オブジェクト指向の説明については、ビギナーにはきついかもしれませんので、このサイトで改めて取り上げていこうと思います。

それから、ブループリントの各種機能については、ブループリント ユーザーガイドが用意されています。

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なお、左上の < マークをクリックすると、ドキュメント全体の構成とそのページの位置が分かり、とても便利です。

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このような充実したリソースが公式で用意されているのですから、利用しない手はありません。ただし、プログラミング的なことを一切したことがない方々にとっては、ドキュメントで「制御構造」や「構造体」といってもピンと来ないかもしれません。また、動画チュートリアルでは、その都度軽く説明しているので、そのうち慣れてはくるのですが、毎回基礎から説明するには時間が限られています

そこで、次回から数回に渡って、初心の方にターゲットをしぼって、ブループリントの初歩の初歩を紹介したいと思います。目的は、あくまでも「動画チュートリアルを楽に見ることができるように」するためです。チュートリアルを見ても、それがどのようなことを言っているのか、すぐに分かるような基礎力を蓄えてもらえればと思います。次回から早速始めたいと思います。



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