UE4 への移行日記 (15)

アンリアル日記 ― 第 15 日目 (2015/3/16)

UE4 4.7.2 (7 時間)

Google Docs による個人的なメモ

Wes Bunn 氏のチュートリアルは、これまでのものよりももう少しだけフォーマルなものです。サンプルシーン (必ずしも必要はなく、一から自分で作れます) と動画のシリーズから構成されています。Twitch の単発ものの再利用ではありません。僕は、Unreal Motion Graphics User Interface システム (UMG UI) についてかなり研究しています。かつて、Unity を使っていた時に最大規模の投資を行ったのが、Aren Mook の UGUI プラグインだったので、とても嬉しいです。

NGUI を使う前でも、僕は、ユーザーインターフェイスをカスタマイズして調整できることが、他のゲームはいざ知らず、自分のゲームを作るに当たって極めて重要だと考えていました。初期の頃、Unity を使っていたインディー系デベロッパーが出していた作品は実にファンタスティックなものでしたが、Unity の (率直に言うと) 醜い UI システムに付いてくるデフォルトのフォントとグラフィックスを使っていました。

そればかりではなく、Unity の基本的な UI スクリプト機能は、複雑で必要以上に入り組んでいました。それでも僕は、それを使って自分独自のスタイルを一生懸命に作っていたものです。Unity を離れることが難しかった理由には、このことがあるのです。多大な時間をささげた NGUI を捨てることになるはもったいないと思ったのです。ラッキーなことに、当時の UI システムで学んだことが、UE4 でも使えて、新たな UI システムに応用できます。

ちょっと横道に。2010年に初めて独立した時、僕は、フォーラムやソーシャルネットワークに積極的に関わり、聞きたい人にはだれにでも自分の進捗状況を発信していました。その結果、ゲーム開発をどのようにして始めたらよいか知りたがっているデベロッパーの卵たちといっぱい知り合いになりました。当時の僕は (今でも同じですが)、使えるドキュメンテーションとサンプルを見つけることと、チュートリアルのとおりにやってみることだと答えていました。

今回、自学自習のプロセスを実行してみて、このようなやり方が実に簡単であるということを再確認しました。もちろん、先生から直接手ほどきされる必要がある人達もいることでしょう。そのことが、組織的教育によって慣らされてきたためなのか (結局のところ、僕たちはそのように育てられてきたのであり ― 少なくても西洋では ― 、権威のある人が整然とした教室の前に立ち、線形的なやり方で講義および質問に答えるというやり方しか説明と認めないということがあります)、学習スタイルが実際に必要とするためなのかは分かりませんが。

僕自身がかつてはそうだったのですが、正しいソースを参考にして、正しいフォーラムとやり取りすれば、説明と答はすべてインターネット上ですぐにでも利用できるのです。そのことに気がつくようになったのはここ 5 年のことです。簡単に言えば、ゲーム開発に真剣に取り組み、1 年分のサラリー (かそれ以上) をかけて学位を取ろうというのでなければ、使えるドキュメンテーションとサンプルを見つけて、チュートリアルに沿って学ぶべきです。

UMG
内容: インベントリ システム、メニュー システム、基本的なアニメーション、インタラクション、インジケータ テキスト

このシリーズをお手本にして自分で作ってみると丸 1 日かかり、少しご機嫌斜めに。このチュートリアル動画が録画されてから UE4 には多くの変化がありました。ただし、デバッグ ログは非常に冗長で、あらゆるエラーを強調していました。とりわけ、コンパイルして関数や構造体、イベント等をメモリに追加することの重要性はとてもよく分かりました。

イベントがノードから追加できない理由が分かるのに 30 分かかりました。ブループリントをコンパイルする必要があったのです。また、UMG のためのアニメーション コントロールは、アニメーション セットを作成および削除するまでアクティベートできませんでした。バグとして報告しました。

最後になりますが、本チュートリアル シリーズは、これこれのものがなぜこのようになっているのか、ということについて説明がとぼしいため、お絵描きロジック パズルのようになっています。自分で確かめることができるのであれば (僕はそのための条件がそろっています) 問題ないでしょうが、まったくの初心者であれば、すぐに圧倒されてストレスを感じてしまうことでしょう。ドキュメンテーションのうち『Getting Started with UMG (UMG 入門)』の部分が遥かにやさしいです。







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