アンリアル日記 ― 第 4 日目 (2015/3/5)
先日述べたように、僕には、線形的な説明をされるととまどう性質があります。A から B、B から C と説明されると、どうしても落ち着かなくなってしまいます。今でも教室に行くと、時折立ち上がって散歩でもしなければなりません。でも、事がソフトウェアということになれば、じっと座ってマニュアルを最初から最後まで読むことによって、とてつもなく大きな恩恵が得られるのです。
そこで、今、アンリアル・エンジンに対しては非常にシステマティックなアプローチを取ろうと頑張っています。近々身に付けることになるだろう新たな習慣が役立つことを証明するためにも、渡りに船です。2 日目は気ままにアンリアルを触っていたのに、昨日からは素晴らしいドキュメンテーションを順番に読んでいます。
幸運なことに、どのようなゲーム開発エンジンにも多彩な機能が搭載されています。エディタの基本的な機能、さまざまなアセットの作成管理機能、コーディング パイプライン、それらのための整理されたショートカット キーなど。これらの色々な機能を自在に飛び回って、飽きることなく情報を得ることができます。
少し面白いことに気がつきました。あるサイトで知識の習得には運動が大切だという意見があったのですが、そのとおりでした。通常、僕の仕事は朝の 4 時くらいから始まります。それから 6 時半までやって、その後、ジムかグラウンドに行きます。ここ数日間を振り返ってみると、アンリアルを勉強することに費やされた時間は、けっこうきつかったです。さまざまな要因があるでしょうが (意欲や勉強方法、年齢)、朝に一汗かくことは本当に勉強に効きます。
どうやら、4.7 になってブループリント ビジュアル スクリプティングのワークフローが新しくなったようです。趣を変えてちゃんと 1 階から入って行くのもいいものですね。アンリアル・エンジンで他の人に遅れをとっているというのは悔しいことです。何か、ネトゲで友達のレベルについていけてないような感じで。それでも楽しいのですが、他のプレイヤーはもっとパワーがあり、もっと楽しいでしょうから。それでも、Unity の Prefab に慣れ親しんだ人にとっては、それに似ているブループリントの基本的なエディタ機能には入りやすいことが救いです。
前にも書いたように、アンリアル・エンジンのドキュメンテーションは驚異的です。易しい英語で書かれていて (訳注: かなりのドキュメンテーションが日本語化されています)、例も詳細に渡っています。また、動画が付いていくることも多いです。このように大量の知識を無料提供してくれることには感動を覚えます。アンリアル・エンジンで何かのやり方を学ぶのであれば、それはドキュメント化されていて、教材として使える可能性が高いのです。そして、これは実に素晴らしいことなのですが、サンプルのプロジェクトをダウンロードできるのです。
(スクリーンの下部にある各レベルをクリックすると、システムの多数のサンプルが開きます。緑色の ? マークをクリックすると、ウェブブラウザでそれに対応するドキュメンテーションが開きます。)
学校に行く必要があるでしょうか?
追記:お役に立てるかどうか分かりませんが、Unity からアンリアル・エンジンへの移行ノートを作りました。Google Drive から無料で手に入れることができます。