リリースから 1 年で無料化された『アンリアル・エンジン 4 』と、2015年3月4日にリリースされた『Unity 5』を比較してみました。比較記事の第2弾です。
アンリアル・エンジン 4 | Unity 5 | |
価格は? | 無 料 | パーソナル版は無料 (注3) |
利用可能な機能は? | あらゆる機能が無料で利用可能。 | 無料版では、 一部の付加的機能が利用できない。 (注4) |
ロイヤリティは? | 1 製品について、1 四半期で 3000 米ドルを超えた売上高に対して 5 % をエピックに与える。(注1) | 無料版ではロイヤリティは課せられないが、売上が10万米ドルを超えると有料版にある。(注3) |
ビジュアル スクリプト言語は? | ブループリント (注2) | ― |
ゲーム開発に使用する言語は? | C++ | C# 、Javascript、Boo (注5) |
稼働プラットフォームは? | Windows / Mac / Linux | Windows / Mac (注6) |
Oculus RIFT への対応は? | 対応済み(注7) | 対応済み |
ソースコードへのアクセスは? | Ok | 無料版では不可 |
インストール制限は? | 無制限 | Unityのライセンス1本で、1人のユーザーが同時に 2つのコンピュータまでインストール可能 |
デベロッパーへの支援は? | 総額500万ドルの助成金を提供 (注8) | ― |
(2015年3月5日現在のデータです。)
ダウンロードするためには
☞ UE4 をダウンロードするには、 エピックのこのページでまずアカウントを作ると、ダウンロードできるようになります。
☞ Unity 5 をダウンロードするには、Unity のこのページを訪れてください。
(注1) ロイヤリティの実例については、『アンリアル・エンジン 4 の無料化とは』のページをご覧ください。
(注2) ブループリントは、C++ などの本格的なプログラミング言語の知識がなくてもゲームを作成できるツールです。詳しくは、本サイトの『UE4 とは?』のページや、『ブループリント クイックショット』シリーズや、『ブループリントの基本的な構成要素』シリーズをご覧ください。
(注3) たとえば個人で Unity 5 を無料で使用する場合 (Personal Edition)、Unity 5 を使用した製品の年間収益が 10万米ドル未満であることが条件となります。(営利団体の場合は、これとは異なる条件が適用されます。この条件が満たされない場合は、有料版 (Professional Edition) を使用しなければなりません。価格は、永続ライセンスの場合、¥162,000 です。詳しくは、条件については、Unity の License Agreement 5.x のページを、価格については、Unity の FAQ のページを参照してください。)
(注4) たとえば future platform / ベータアクセスは含まれていません。詳しくは、Unity のこのページを参照してください。
(注5) Boo とは Python の Unity 方言的な言語のことです。
(注6) Linux ではおなじみの Wine (Windows のエミュレータ) を使用すると、動く可能性もありますが、苦労が伴うようです。
(注7) Oculus VR のフォーラムの意見は、当サイトの『UE4 無料化への反響!』で読むことができます。
(注8) UNREAL DEV GRANTS (アンリアル開発資金援助) と言います。詳しくは、エピックのこのページをご覧ください。