ブループリントの基本的な構成要素② 変数の型

ビデオの内容紹介 変数の型を指定する方法や、型が変換される機能を紹介しています。再生時間はかなり短めですが、狭い範囲のことなので、この時間でも多くのことが学べます。

原題 Blueprint Essentials-2-Variable Types

変数の型を指定する方法 (0:22)
スロー (下準備としてまず変数を作るために、エディタのツールバーの「ブループリント」横の三角をクリック → 「レベル ブループリントを開く」を選択 → ブループリントエディタが立ち上がる) → ブループリントエディタの「マイブループリント」パネルで「+V変数」というアイコンをクリック → 「グラフ」の下に新しい変数がNewVarという名前で作られる → NewVarの代わりに名前をつける(ビデオではMyVariableとタイプ) → 「詳細」パネルの「変数」/「変数の種類」の黒三角をクリック → 好きな型をクリック(ビデオではbool型のままにしています)

キーワード 型(type): 多くのプログラミング言語では、計算効率や安全性を高めたり、メモリの節約などのために、変数に特定のタイプの値だけを入れることができるようにしています。たとえばint型の変数には整数の値だけを入れることができ、文字や小数を入れることができません(ちなみにintはintegerを短くしたものです)。メモリの節約というのは、たとえば、byteという型は1バイト(8ビット)分のメモリしか使用しない代わりに、扱える数字も小さい値しか扱えません(2の8乗=256個の整数、つまり0 ~ 255の整数しか扱えません)。逆にint型の場合は、4バイト(32ビット)のメモリを使用しますが、-2147483648 ~ 2147483647 の数字を扱うことができます。
bool型: 型の1つ。TrueとFalseの2つの値を取ります。bool型を使うことのメリットには、処理の流れが分かりやすくなるということがあります。

メモ 変数の型の意味を知るには、ブループリントエディタの「詳細」パネルの「変数の種類」で三角をクリックして、型を表示させます。その型をマウスオーバーすると簡単な説明が出てきますので、今のところはこれで十分です。

変数をグラフで使用する方法 (1:42)
スロー 「マイブループリント」パネルの「グラフ」の下にある変数をEvent Graphパネル(グラフを作るための中央にある一番広いメインのパネル)にドラッグアンドドロップ → 「取得」「設定」を選択するように表示されるのでどちらかを選択する(ビデオでは「取得」を選択しています)

メモ 上のようにして変数をグラフの中に置くと、その型はもう変えることができません。「詳細」パネルで型がグレイアウトしているのが分かります。

キーワード Getノード: 他のノードに変数の値を供給するノードです。
Setノード: 変数の値を変更(セット)するノードです。このノードが実行されるためには、他のノードによってきっかけを与えられる必要があります(実行ワイヤでつなげられる必要があります)。

型を変換する方法 (2:16)
スロー (たとえば)bool型の変数をEvent Graphパネルにドラッグアンドドロップ → Event Graphパネルの空いているところを右クリック → Call Function/Math/Integerをそれぞれ展開(三角をクリック、または、項目をダブルクリック) → f Integer+Integerをクリック → 上の四角に(たとえば)8をタイプ → bool型変数の出力ピンから関数の入力ピン(下側の)にドラッグ → ワイヤがつながる

メモ 上記の意味は、bool型の変数の値はTrueまたはFalseですが、これを整数を扱う関数に接続すると、Convert a bool to an int(bool型の値をint型の値に変換する)というノードが自動的に現れて、Trueを1、Falseを0に変換してくれます。だから、たとえば、8+1=9というような計算ができることになります。なお、ピンの色も、赤はbool型、緑はint型を表しています。

値の変換をもう一例 (3:00)
スロー (下準備としてEvent Graphパネルの中をすべて削除しておく) → MyVariableをグラフタブで選択 → 詳細タブで「変数の種類」をfloatにセット → 空いているところを右クリック → Call Function/Utilities/Stringをそれぞれ展開 → Print String(文字列を表示) をダブルクリック → MyVariableをドラッグアンドドロップ → 「取得」を選択 → float型変数の出力ピンからPrint String関数の入力ピン(下側の)にドラッグ → ワイヤがつながる

メモ ①左マウスボタンを押しながら範囲を指定して、Delキーを押すと、その範囲にあるものはすべて消えます。
②上の意味は、float型の変数に入っている値(たとえば3.1415など)が、文字に変換されて表示できるようになるということです。

今回はこれでお終いです。どうもお疲れ様でした。



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