ビデオの内容紹介 ガラスのパーティションを配置します。いよいよオフィスらしくなってきます。作成したものはそれだけなのですが、細かい位置合わせの方法や、透明なものの扱い方、拡大縮小のテクニックなど、細かい技がいろいろと紹介されています。
原題 Creating a Level – 7 – Building the Glass Walls
☆1枚のガラスを部屋に配置する (0:14)
スロー Content Browser/PropsからSM_GlassWindowをドラッグアンドドロップ → Z(青) を軸に90度回転 → 壁の近くまで移動 → 近くの支柱をコピー(Altキーで)してフロアの境目まで移動 → 90度回転(線が付いている方を見せるため) → ガラスをそこに近づける(少し隙間ができるくらいに)
メモ ①透明なガラスは少し見づらいので、選択された状態の時に、支柱や床に埋もれている部分が点線で表示されることを利用すると、上手く配置できるかも。
②後のビデオで、光源と反射を設定することになります。
③ガラスの隙間は、リアリティを出すためらしいのですが、「だれも、そんなこと気にしないけどね」などと先生はおっしゃっています。
★透明なオブジェクトを選択できるようにする方法 (2:01)
スロー ビューポート内でキーボードのTキーを押す
メモ ①これは、ビデオの中では2:01で説明されていますが、先に知っておいたほうがよいので、ここに配置しました。この部分のビデオは後で確認してください。
②Tキーを押すと透明な(=Translucent)オブジェクトが選択できるようになったり、できなくなったりします。試してみてください。
③ビューポートの上アイコン群左から4番目Quick Settingsでもこれと同じことができます。その1番上にあるAllow Translucent Selection(透明の選択を可能にする)がそれです。ここをクリックすると有効(チェックあり)/無効にできます。
☆ガラスを拡大する (1:39)
★拡大縮小を任意のサイズで行う方法 (1:39)
スロー ビューポート内右上アイコン群右から3番目Enables or Disables snapping objects to a scale gridをクリックして無効化する → Rキーまたはビューポート内右上アイコン群左から3番目 → 座標軸の原点部分をクリックして3方向とも黄色にしてドラッグ → 拡大が終わったらEnables or Disables snapping objects to a scale gridを有効化しておく(後に備えて)
メモ ①拡大するときに3方向とも選択したのは、均等に拡大するためにです。つまり、縦も横も厚さもすべて同時に拡大することになります。2方向だけ選択すると、その方向に同時に拡大します。つまり、同時に選んだ方向の数に関わらず、選んだ方向すべてに拡大・縮小することになります。
②Details/Rotateを見ると、先生は1.36987倍にしています。この倍率でなくてもできますが、後からスペースが余る問題が発生しなくなりビデオどおりの作業ができなくなることも考えられるので、一応合わせておいたほうがいいでしょう。
③Enables or Disables snapping objects to a scale grid (オブジェクトをスケール グリッドに位置合わせするのを有効にする/無効にする)を無効化したのは、有効にしていると、どうしても設定されている幅(ビューポート内右上アイコン群右から2番目の値)のところまで強制的に拡大されてしまい、その結果ガラスが上方に飛び出てしまったからです。
☆ガラスのコピーを配置する (2:28)
スロー (この作業は後ほどキャンセルされるので、ここではやらなくてもよいかも) ビューポート内右上アイコン群右から6番目を10に → 後はAlt+Shiftで左に向かってコピー×3回 → 4つ目のコピーは端に(間を空ける)
☆ガラスにコーナーフレームを付ける (3:27)
スロー Content Browser/PropsからSM_CornerFrameをドラッグアンドドロップ → 90度回転 → Details/Transform/Scaleですべてを0.5に → 端まで移動させる → 空中に持ち上げてEndキーでドスン → ガラスの下隅に付ける
★厳密に位置を合わせる方法 (4:29)
スロー ビューポート内右上アイコン群左から5番目をクリックしてEnables or Disables snapping to the grid when dragging objects aroundを無効化する
メモ Enables or Disables snapping to the grid when dragging objects around (オブジェクトをドラッグする際にグリッド線に合わせる機能を有効/無効にする)
★まぶしい時の対処方法 (4:40)
スロー ビューポート内左上アイコン群左から1番目を展開 → Lock Viewport to Actor → Unlock from Pointlight → Pointlightを邪魔にならないところに移動
☆コーナーフレームをコピーする (5:17)
スロー Alt+Shiftで左にコピー → 両方選択して上にコピー → Y軸(緑)中心に180度回転 → 2つのうち1つが隠れたので左にドラッグ → 4つとも選択してAlt+Shiftを押しながらガラスの向こう側にコピー → Z軸(青)を中心に180度回転 → ガラスをはさんで位置があうようにする
★ゲーム時と同じ見栄えにする方法 (5:28)
スロー ビューポート内でキーボードのGキーを押す
メモ これはたとえば、Pointlightが目障りであったりする時に役立ちます。なお、ビューポート内左上アイコン群左から1番目を展開して、Game View (ゲームとしての表示)をクリックしても同じです。
☆せっかく作ったガラスを削除する (6:58)
スロー 削除するガラスを選択 → Delキーで削除
メモ コーナーフレームが付いていないガラスに8個ずつコーナーフレームを付けていくのが不合理なので、先生は削除しています。
☆コーナーフレーム付きガラスをコピーする (7:04)
スロー コーナーフレーム8個(裏表)とガラスをCtrlキーを押しながら選択して(複数選択) → Ctrl+G (グループ化) → Alt+Shiftを押しながら左にコピー×4回
メモ ①Ctrlを押さないでGを押すとまったく別の機能(ゲームとしての表示)になるので要注意です。
②3つ目までは順番に。4つ目は間をあけて一番端に。
☆ドアの原型を作る (8:30)
スロー 左端のガラスを選択 → Shift+G(グループ解除) → そのガラスだけをAltで右にコピー(これが後のドアになります)
☆すき間をガラスで埋める (8:51)
メモ ①先ほど作ったドアと左端のガラスの間にはすき間が開いています。それを埋めて行きます。
②ここでガラスが見づらいのでPointlightを先にロックした方がいいでしょう(ビデオでは次の作業の途中でロックしていますが)。やり方は、Scene Outlinerの検索欄にlight → PointLight1を選択 → ビューポート内左上アイコン群左から1番目を展開 → Lock Viewport to Actor → PointLight1を選択です。
スロー 左端のガラスをそのコーナーフレーム8個(裏表)をまとめて選択(Ctrlで) → グループ化する(Ctrl+G) → そのグループをドアに接するまでドラッグする → そのグループを端(ドアとは反対側)に向かってAltでコピーする(この時点で2枚のコーナーフレーム付きガラスが互いと重なり合っている部分ができているはずです) → 端側(ドアとは反対側)の方のコーナーフレーム付きガラスのグループを解除(Shift+G) → そのガラスのコーナーフレームのうちで、ドア寄りの方の4個(裏表)を同時選択(Ctrlキーで) → それを端側に移動する(重なり合っているもう一方のガラスの端側コーナーフレームを超えたさらに端よりになるように)
メモ この一連の作業は、余分な部分の見栄えをよくしているわけです。
お疲れ様でした。今日はこれでお終いです。